大学時代にパチスロ・パチンコにハマり、本業とは別に、本気で取り組めばサイドビジネス(副業)として食って行けるんじゃないかと考えていた時期がありました。
割と最近まで(゚o゚;)
けれど、スロットで食っていくなんてことは幻想で、勝ったり負けたり負けたり大負けしたりとちっともお金が増えません。取り返そうとしてムキになって通い詰め、金を稼ぐどころか借金生活の始まりです。
最初は3万あれば一勝負できる!って軽い気持ちで10万円のカードローンを契約。気がつけば複数の会社からお金を借りて、借金の累計が7桁(100万円)を超えた・・・なんて人も多いのではないでしょうか。
実は、未だに本気で取り組めば「パチスロでお金を稼ぐのは不可能じゃない」と思っています。
ただ、ぶっちゃけ割に合わない・・・・・・
では、本気で取り組むとどの程度稼げて、稼ぎに対する代償がどれくらい割に合わないものなのか。稼ぎ方の戦略を無料でお伝えすることで、逆にパチスロの無意味さを感じてほしいと思い、記事にしました。
というわけで、今回は「パチスロで月20万稼ぐ戦略と割に合わない理由」について考えてみました。
本気でパチスロで稼ぐための心得
まず、本気でパチスロで稼ぐための心得について書いてみたいと思います。
ここでは、本業としてパチスロで稼ぐための戦略をお伝えするのですが、そのためにはマインド面がものすごく重要です。
- 収支に一喜一憂しない
- 稼ぐ戦略を淡々と実践する
- スキルを磨き、情報をつかむ
以上、3点です。
それぞれご説明します。
収支に一喜一憂しない
「稼ぐ」と銘打っている以上、月間や年間での収支がギリギリプラスでした・・・ではダメですね。最低でも、20万円/月くらいは稼がないとやってられないです。
なので月間の収支は年平均で20万円に設定します。
設定してみましたが、確率勝負のギャンブルである以上、毎月20万円が安定して稼げるわけではありません。基本的には期待値で戦略を組むので、大ハマリして資金を大きく減らすこともあれば、大連チャンすることもあるでしょう。
なので、勝った負けたの勝負に一喜一憂せず、期待値がプラスになる行動を何回こなしたか積み上げていくことを目標にしましょう。
特に、1日のトータルで大負けした場合、波の荒い機種に移動したいと思うでしょうが、ダメです。必ず期待値プラスの行動をしましょう。
稼ぐ戦略を淡々と実践する
必ず期待値がプラスになる行動をするためには、「勘」とか「波」なんて非科学的なものが邪魔をします。
でもあえていいますが、そんな感情的にパチスロをしても損するだけです。
まず、「稼ぐ」ためには楽しんではダメです。
パチスロで稼げないのは「稼ぐ方法」をしっかりと実践していないからですが、ぶっちゃけ作業的で楽しくありません。
厳しいようですが「楽しみ」を求めている時点でレジャーです。
もともとパチスロは遊技ですしね。
だからそのレジャーであるパチスロで稼ぐためには、普通のお仕事以上に感情を押し殺す必要があります。
でも極論を言えば、パチスロなんて、全てのお客さんが投じたお金から店の経費と儲けを引いた額を、お客さん全員で奪い合うバトルロワイアルです。
楽しんでいる人からお金を奪うゲームなのです。
安定して稼ぐためには、遊ぶヒマなどないんですよね。
スキルを磨き、情報をつかむ
パチスロはスキルを磨くことで勝率を上げることができます。また、ただ知っていてその通りに実践するだけで勝率を上げることができます。
だから、稼ぐためには一番重要なスキルである「目押し」を磨くこと。また、勝率を上げるための情報を得ることが重要です。
はっきり言うと、目押しができないのにパチスロで稼ごうと思うのは甘すぎます。最低限、「ビタ押し」が80%くらいの確率で成功しなければ非常に苦しいです。
また、必須のスキルに「小役を取りこぼさない」「ボーナスの早い察知」「ボーナスを最小枚数でそろえる」「ART中の押し順ミスをしない」があります。
これらは、ミスをするたびに損(期待値の減少)となり、挽回は不可能です。
同様に、「ART中などの状態で閉店終了を迎えない」という時間管理も稼ぐための大切な要素です。
軽視されがちなスキルですが、塵も積もれば山となる。意外なほど収支に大きなインパクトを与えます。詳細は過去記事で書きましたので、ご参考ください。
パチスロで月20万円稼ぐ具体的な戦略
ではいよいよ月20万円稼ぐ具体的な戦略についてお話します。
- 稼ぐ戦術の概要
- 稼ぐ場所を選定する
- 資金は300万円を用意する
- 様々な数値の記録をとる
- ブログを書いてライターを本業とする
それぞれご説明しますね。
稼ぐ戦術の概要
全体の戦略をお話しする前に、稼ぐための戦術の概要をお話します。
戦略は資金管理から戦う場所(ホール)選び、その他、税金対策なども含めてになりますが、ホールで月20万円稼ぐスロットの打ち方や立ち回り方については戦術になります。
まずは、その戦術の概要をお話しますね。
といっても、この戦術は2020年3月時点で有効であり、今後の規制などで使えなくなる可能性があります。それを踏まえてご覧ください。
月20万円を稼ぐための条件
月20万円を稼ぐための条件ですが、
- ビタ押し成功率80%
- 小役の取りこぼしは1日に1回以下
- ボーナスは最小枚数で揃える
- ボーナスはすぐに察知できるように打つ
- ART中の押し順ミスは1ヶ月に1回以下
- 月25日以上、毎日6,000回転以上の実践
- 閉店3時間前に終了(ART中は終了後、即ヤメ)
- 等価交換+貯メダルのあるホール
前提条件として挙げたスキルの部分はクリアできるようにしましょう。
なお、この条件の場合、いわゆるブン回しで回転数を稼ぐというよりも、地味ですが取りこぼしやミスのないように正確性を重視することが前提です。
基本はディスクアップを打つ
目押しのスキルがある場合、設定1でも、天井狙い等ではなく普通に打って期待値が高く、全国的に設置台数が多い機種は、現時点でディスクアップです。
なので「ディスクアップ」をメインで打ちます。
ディスクアップの設定1をフル攻略した時、機械割は103.0%です。ですが、まずこの数字はほぼ不可能なので、80%目押しの機械割101.9%のうち、ミス等で損した分を考慮して、ざっくりと101.5%で計算します。(ミスは0.4%で6,000回転だと1,440円分。コイン72枚の損)
すると、1日6,000回転で25日の実践だと
6,000回転 × 60円/回転 × 1.5% × 25日 = 135,000円/月
単純計算で期待値は135,000円となります。
20万円には6万5千円ほど届いていません。が、ミスは期待値の取り返しがつかないので、実践上の期待値はこのくらいだと思います。
まず、ディスクアップをBIG中のビタ押し成功率80%で、取りこぼしを極力減らして打った期待値の135,000円をベースに考えます。
台は頻繁に移動する
基本的にディスクアップは設定1でも勝ててしまうので、ほぼ設定1だと思います。
でも、ホールのイベントやお客さんのレベルなどから、毎日ではないにしても、ひょっとしたら1台くらい設定2が入っている可能性もあります。
設定2だと、目押し80%でミス0.4%で考えても、機械割が103%になり勝ちやすくなりますね。
ただ、正直設定の看破は難しいので、朝から晩まで同じ台を打って設定2を打つというのは運以外にありません。
設定判別が難しいなら、台を頻繁に移動して少しでも期待値を上げる戦略をとりましょう。
ホールにディスクアップが10台あり、それぞれ600ゲーム打ち、5日に2台だけ設定2があった時の期待値(設定1を144,000回転、設定2を6,000回転)
144,000回転 × 60円/回転 × 1.5% = 129,600円/月
6,000回転 × 60円/回転 × 3.0% = 10,800円/月
期待値の合計140,400円/月となります。
まぁこれは机上の計算です。600回転ごとに移動するのは難しいかも知れませんし、ちょこまかと移動したところで全て設定1の可能性もあります。
それに、設定2以上が入っている場合でも、確実につかむか、ランダムに座って運を天に任せ、波を荒くするのかは好みの問題です。
期待値では通常時の台の移動に損はないので、個人的には、台を移動するのは気分転換になって良いのではないかと思います。
残り500回転以内で期待値1,000円以上のハイエナをする
基本はディスクアップでベースを作るのですが、月20万円に届きません。なので天井やゾーンであと500回転以内で1,000円以上の期待値のある状態の台をハイエナをします。
事前準備として、後でご説明する「選定したホール」と近隣のホールにある機種を全てリストアップし、そのハイエナ期待値1,000円以上の情報を書き出しておきましょう。ハイエナの期待値は「機種名 ハイエナ」や「機種名 天井期待値」などで検索すると出てきます。
宵越し天井があるホールの場合なら、おいしい状態(期待値1,000円以上)の台を朝一から狙うのも手です。でも、設定変更されている可能性を考えると、無理に狙う必要はありません。
狙うのは、当日に誰かが打った台です。
基本は朝一からディスクアップを打ちますが、30分~1時間ごとにアラームを設定しておき、店内や近隣のホールの状況を確認します。
ディスクアップが満席で座れなくなるような状況以外では、ハイエナ台を携帯などでキープし、1度、ディスクアップのコインを貯メダルしてからハイエナします。
ハイエナ台は、勝っても負けても、指定されたヤメ時(ART終了後即ヤメ、128回転後ヤメなど)で必ず終了しましょう。
ハイエナ台でも、小役の取りこぼしを無くす、ボーナスをいち早く察知、ボーナスの最小枚数で揃える、ARTの押し順ミスを無くすなど、ディスクアップと同様に行いましょう。漫然と打てば驚くほど期待値は下がります。
終了後はディスクアップに戻ります。
このハイエナが月20万円稼ぐためのキモになります。
500回転以内で期待値1,000円以上のハイエナをする理由
ハイエナをする理由は、時間効率がディスクアップよりも高いからです。
設定1のディスクアップだと、期待値1,000円以上にするためには、
1,000円 ÷ (60円/回転×1.5%) = 1,111回転
なんと1,100回転以上回さないと1,000円の期待値がクリアできないんですね。(期待値なので連チャンして一瞬で増える可能性もありますが、逆に大ハマリする可能性もあります)
その点、ハイエナだとダメなら最大500回転程度で終わるし、うまくいく場合だと閉店まで青天井の可能性もあります。また、期待値1,000円以上ということは、期待値2,000円や3,000円のお宝台がハイエナできる可能性もあります。
平均して期待値1,500円くらいの台をハイエナでき、ARTも含めて500回転打つとしましょう。
すると、ディスクアップを500回転打たない場合の期待値の損失は・・・
500回転 × (60円/回転×1.5%) = 450円
なので、ハイエナした期待値1,500円からディスクアップの損失を引くと・・・
1,500円 - 450円 = 1,050円
ということで1回あたり約1,000円以上の上積みを期待できることになります。
先ほどベースにするディスクアップの月間の期待値は135,000円だとお伝えしました。残りの65,000円をハイエナで補填するわけですね。
そうなると、25日間で毎日約9時間の実践の中で、平均期待値1,500円のハイエナを65回すると達成する計算になります。
なぜハイエナだけを狙わないのか
逆に、ハイエナだけを狙わない理由は、おいしい状況に育つまで待ちきれず、期待値の低い、もしくは波の荒いギャンブル機種を打つ時間を無くすことです。ぼぅ~と待ってるのは思いのほか苦痛ですもんね。誘惑に負ける可能性を減らすためです。
実は、ハイエナだけを狙う場合が最も時間効率の良い稼ぎ方です。ディスクアップのようなビタ押しなどのプレッシャーがない機種もあるし、目を酷使することも最小限なので、勝率を上げるだけなら実はオススメです。
ただ、ハイエナは他人に依存します。天井やゾーンでのハイエナを狙う場合、一番ネックになるのが「おいしい状況の台はなかなか落ちていない」という点です。レベルの高い地域なら、何軒もホールをはしごしてもハイエナできなかった・・・ということもあるでしょう。
本業でパチスロを行う場合、ある程度、他人や設定に左右されないベースとなる稼ぎがあった方が良いので、「ハイエナ+ディスクアップ」の戦術にしています。なので、基本はディスクアップで時間を潰し、ハイエナ台が育つまでじっくりと待ちます。
また、期待値1,000円程度なら、失敗する可能性も高いです。でも失敗しても取り返そうとはせず、ハイエナの行為自体が「期待値を積み上げていく」ものと考え、成功しても失敗しても1回は1回で、月間65回という回数を達成できるようメンタルを保ってください。
目標は期待値1,000円以上のハイエナを65回以上積み上げることです。1日でいえばハイエナ回数は2~3回ですね。
稼ぐ戦術の概要 まとめ
以上が稼ぐ戦術の概要です。
稼ぐ戦術をまとめると
- 基本ディスクアップをビタ押し成功率80%で正確に打つ
- 500回転以内で期待値1,000円以上のハイエナをする
この2点です。
非常にシンプルですが、これを毎日実践し続けるのは苦痛です。それでも稼ぐためには苦痛を乗り越えて機械的に作業することが必須だと心得てください。
戦術を成功させるには戦略が必要
さて、核となる「ハイエナ+ディスクアップ」戦術をお伝えしましたが、ここからは戦略編です。
どんなに目押しの精度が高くても、設定1でハイエナできる台がゼロの場合、ディスクアップの機械割103.0%がMAX稼げる期待値です。
1ヶ月25日間6,000回転の実践だと、25日×6,000回転×60円/回転×3%=27万円/月です。
27万円だとかなり稼げる気になりますが、これ、MAXの数字なので、目押しの失敗がゼロかつ小役の取りこぼしなどのミスもゼロ。あり得ない数字です。
もちろん、目押しなどのスキルを鍛えてこの数字に近づけることは必要ですが、それよりも周りの環境を整える方が楽です。
ということで、ここからは月20万円稼ぐための戦略についてお話ししますね。
稼ぐ場所を選定する
稼ぐ場所・・・つまりホール選定ですが、戦略上、これが一番重要になります。
ホールを選定するのにいくつか条件があるので、説明しましょう。
稼働率
まずは、稼働率。
一般的には稼働率が多い方が良いですが、あまりにも繁盛店だとハイエナをするタイミングがありません。ライバルも多いです。なので平日20%前後、休日50%前後の稼働があるお店を選びましょう。
ちなみに簡易的な稼働率の出し方は、稼働100%で9,000回転(営業時間によっては8,000回転でも可)と仮定して、閉店前の全ての台の回転数÷9,000回転÷ホールの全ての台数で出します。9,000回転以上回っている台もあれば、0回転の台もありますが、それを合算した数字でホール全体の稼働率を仮想で出します。
なお、稼働率が高いホールは基本的に儲かっていますので、優良店が多いイメージですね。まぁ優良店でもディスクアップは基本設定1でしょうが、儲かっていないホールよりは設定2が入っている可能性があると考えます。
客層
客層は、できる限りレベルが低いところです。ここでいうレベルは目押しのレベルとハイエナ台の放置率が高いかどうかですね。
特に平日の昼間に若くて知識が豊富で目押しがうまいヤツ(大学生など)や同業者(パチプロ)がいれば勝ちにくくなります。
稼働率が高い優良店では、お客さんのレベルが高くなりがちですが、稼働が低すぎるとハイエナできるポイントが減るので、稼働と客層のバランスが大事ですね。
貯メダルシステム
必須です。
貯メダルのシステムがないと、端数が無駄になります。それに、別のホールでハイエナ台があったときに一度換金しなければいけなくなり、時間的にも金銭的にも大きなロスになります。
また、貯メダルで再遊技する方が現金をコインにかえるよりも安全です。理由は、現金が入ったパッキーカードなどを入れっぱなしで忘れるリスクがないからです。自慢じゃないですが、僕は記憶にあるだけで2回あります。そのうち1回はおそらく9千円分でした。(T_T)
何気に一番重要かも知れません。
パチスロの設置台数
パチスロの設置台数は多いに越したことはありません。これは近隣の別のホールを合計してもOKです。
理由は、ハイエナの確率を上げるためですね。
稼働率が高くても設置台数が少なかったら、ハイエナできる確率も小さくなりますもんね。
あ、ここでいう近隣とは移動に1分程度くらいまででしょうか。遠すぎると、ハイエナ台を探しに行くのがおっくうになるので。
合計で1,000台以上の設置台数は欲しいところです。
なので、客層や稼働率と勘案しながら選定してください。
交換率
これは20スロの等価オンリーです。必須です。
1,000円で50枚でもOKですが、47枚などもでてきているので期待値プラスで回せるのなら、47枚の方が少しだけお得です。
ただ50枚と比べて若干ギャンブル性が高まるので、50枚でもOKです。
お目当てのホールがない場合
近くにこれといったホールがない場合、思い切って引っ越すことも視野に入れましょう。稼ぐための環境という意味で、ホール選びは非常に重要です。
自分の実力は変わらず戦術も同じなのに、ホールを変えただけで収支が5万円ほど差が出るなんてこともザラです。
でも同じ地域で探しているだけでは、似たようなホールしかない場合があります。
たまには遠出をして、他市他県の状況をチェックするのも良いでしょう。
以上、一番大事なホール選びでした。
資金は300万円を用意する
次の戦略は、資金管理です。
300万円を用意するとありますが、うまくいけば必要ない可能性もあります。
これは、確率が悪い方に偏ったときの保険のようなものですね。
パチスロは同じ確率だったとしてもボーナスやARTの入るタイミングに収支が大きく左右されるので、期待値がプラスだったとしても1年程度では偏りが生じてしまう可能性があります。安定して軌道に乗るまでは、生活費等も含めて300万円ほどあった方が安心して遊技できるでしょう。
また、パチスロを本業にする場合、国民年金や国民健康保険などにも加入しなければいけません。必須ではないですが、国民健康保険に加入しないとなると、病気になったときにまとまったお金が必要になります。
もしものためのお金だとも考えてください。
余った場合はそのまま貯金すればOKです。
逆にいくら期待値がプラスだといっても、パチスロなんていう安定性のないものにお金を突っ込むのに借金をするようなことだけはやめてくださいね。
300万円は1年程度なら借金をしなくても最低限度の生活できるようにという意味合いが込められています。
300万円貯めるまでは、本業で別の仕事を頑張ることを強くオススメします。
そして、1年間たって収支をプラスに持って行けないようなら才能がないので、諦めた方が良いでしょう。
様々な数値の記録をとる
パチスロは確率の世界です。起こりうる全てのことが数字で表すことができます。
「ハイエナ+ディスクアップ」の戦術の場合、記録すべき数値があります。
- 期待値1,000円以上のハイエナできた回数
- ハイエナの平均期待値
- ハイエナの実際の収支
- ディスクアップのBIG中のビタ押し成功率
- 小役の取りこぼしの数
- BIG成立後の揃えるまでのゲーム数
- 機種別の回転数と収支
以上が期待値に関わる必須で記録をとるべき数値です。
1~2のハイエナに関する数値は、外部環境を判断するのに使います。この数字が目標の月間65回に満たないようだったら、行きつけのホールを変えたり引っ越しも視野に入れましょう。
3のハイエナの収支は、できれば機種別に出し、振れ幅が大きい機種は期待値がプラスでも打たないなどの制約をつくることができます。
4~6のディスクアップの数値は、自分のスキルを把握するためにとります。この数値が悪いと、正直、撤退した方が身のためです。BIG中のビタ押しが75%くらいまでなら勝負になりますが、70%を切ったら勝つのは難しいでしょう。他にも小役を取りこぼす率が高い人はパチスロで稼ぐこと自体に向きません。
7の機種別の回転数と収支は、実際の収支率を計算するのに利用します。が、優先順位は1~6よりも低いです。
あと、ボーナス回数や確率、ARTの継続数やその他の数値は後述するブログを書く材料になりますので、可能なら細かく集計することをオススメします。
記録は方針を立てるために絶対に必要なので、少なくても1~6までは必ず記録するようにしましょう。
ブログを書いてライターを本業とする
誤解のないように最初に書きますが、ブログでの広告料収入を本業にするという意味ではありません。
もちろん、ブログから収益が上がることに越したことはありませんが、ここでの戦略は、むしろパチスロで儲けたお金や生活するのに必要な支出をいかに経費にするかという点です。
驚かれるかも知れませんが、パチスロで儲けたお金は確定申告して税金を払う必要があります。パチスロの収益は原則一時所得に分類され、年間50万円以上収益を出せばその収益の額に累進して5%から最大45%を税金として納めなければなりません。
また、申請しなかった場合、追徴課税として利子を含めて請求される可能性があります。しかも税金だけは自己破産しても消えることはありません。脱税の罪はかなり重いです。
パチプロからすると、買った額から負けた額を差し引いて申告したいところですが、パチスロはあくまでもレジャーなので、投資した額は経費として認められない可能性が高いといわれてます。
そこで、ブログなどで日々の収支を含めて実戦記のカタチでしたため、広告を貼り、広告料収入を得るという体裁でライターを本業にします。(稼ぎの柱はパチスロです)
そうすることで、携帯やパソコン、インターネットの通信料などの料金、情報交換での交際費など、全額ではなく按分するところもありますが、ある程度経費で落とすことが可能です。
日々の記録で収支を細かく記載して公表しておけば、年間の収支で勝った額から負けた額を引くことを認めてもらえる場合があります。(それでも厳しいこともありますが・・・)
このあたりは稼げるようになったら税理士さんと話し合っても良いかと思います。
また、ブログで実戦記を書くことは誰でも無料でできます。面白い文章を書くことができれば、ライターとして仕事の依頼が来るかも知れません。うまくいけば月20万円以上稼ぐことも夢ではないですし、年収1,000万円以上稼ぐ確率はライターとして稼ぐ方が可能性としてあります。
絶対稼げるとはいえませんが、リスクはあまりないので、ぜひチャレンジしてみてください。
パチスロで稼ぐのは割に合わない理由
さて、ここまで月20万円稼ぐための現実的な戦略を書いてみました。実際に試してませんが、手前味噌ですが、なかなか再現性の高い戦略をつくることができたと思います。
で、思わぬ長文になりましたが、僕がお伝えしたかったことはここからです。
はっきり言って、割に合いません。
パチスロで月20万円稼ぐために必要なスキルはそこそこ高い上に、25日で毎日6,000回転ということは9時間以上の作業になります。
20万円 ÷ 25日 ÷ 9時間 = 時給889円
静岡県の最低賃金が885円(2020年3月現在)なので、それとほぼ同じ金額ですね。
いや、週40時間を超えた場合の残業代を忘れては困ります。
月間の法定労働時間を174時間とすると、25日×9時間で225時間から174時間を引いた51時間は残業代が+0.25倍つきます。
それを加味した時給単価だと・・・
20万円 ÷ (174時間 + 51時間×1.25倍) = 時給841円
福岡県の最低賃金841円(2020年3月現在)と同じ時給ですね。
といか、そもそも残業規制で今年の4月から月間40時間以上の残業ができなくなりますので、労働基準法違反ですね。うん。働き方改革の真逆だ。
このくらいの収入なら、もっと楽できて余暇や福利厚生もある、ちゃんとしたお仕事を探すことも十分可能でしょう。
しかも、こんな最低賃金に近い低い報酬が、必ず稼げると確約されておらず、普通の正社員以上の労働時間なのにもかかわらず、労使折半の恵まれた社会保険にも加入できず、あまつさえ稼ぎを一時所得の税金でとられるという理不尽。
日本でトップクラスに稼いだとしても、パチスロだけではまぁ年収500万円くらいまでしか達成できないだろうという夢のなさ。年収1,000万円以上なんて、雑誌のライターや、ブログ・youtubeなどで稼がないとまぁ無理ですね。
極めつけは、老化で動体視力や体力が落ち、老後を迎えるまで第一線で活躍することが厳しい上に、引退した後の再就職につぶしが効かないという不安。
もうね、割に合わないとしか言い様がないです。
まとめ
以上、ここまで長々と書いてきましたが、お読みになる方も大変だったことでしょう。
まずは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
パチプロは遊びながらお金も稼げる気軽な職業っていうイメージは消え去ったことだと思います。
ちょ~大変。かなり地味な作業。儲からない。不安定。
なん重苦だ!ってくらい割に合わないです。
実は最初、パチスロで月30万くらいを稼ぐには・・・って試算していたんですが、途中で「あ、これ無理だわ」って諦めたのはナイショです。
予想以上にパチスロで稼ぐには大変で、楽しみを優先したら稼げないというジレンマ。
しかも、設定や機械割という言葉のマジックから、なんとなく目押しができたら稼げるイメージがあるので借金を作ってでもパチスロにハマる人がいるという現実。
だから勝手に結論を書きます。
パチスロはめっちゃ頑張れば最低賃金くらいは稼げるけど、割に合わない。
パチスロは自分の使えるお金の範囲内でたまに遊ぶから楽しいんだよ~職業にしようなんて思わない方がいいよ~
そして借金だけはしないでね。
多重債務者の僕が言うことではないけど、切に願います。
追伸
かなり長文になりました。「パチスロで20万稼ぐ戦略」間違っている箇所やご意見などがあればコメントしていただけると嬉しいです。